一万円を得る為に
2019年02月26日
どれだけ働かなければいけないか、どれだけ汗水たらさなければいけないか、小さな子供達はまだ理解していません。その子供達は、数万円もするゲーム機や数万円もするスマートフォンを次から次へと買い与えられています。その物の価値に、一万円の重みに、子供達が気付くのは一体いつでしょう。子供が欲しがるから、皆が持っているから、そのような理由で簡単に与えてしまっていいのでしょうか。苦労することなくいとも簡単に手に入ったそれは、子供達にとってさほど重みはありません。一生大切に使うどころか、すぐに壊してしまったり、すぐに飽きて次の新型を欲しがったりするのがオチです。加えて、目が悪くなったり、姿勢が悪くなったり、勉強しなくなったり、キレやすくなったり、コミュニケーション力が低下したり、大人の知らないところで思わぬ事件に巻き込まれたりすることもあります。入学祝いに高価なゲーム機やスマホをプレゼントされる子供達も多いこの春、本当にそのお金が子供達の成長を助長するものになっているのか、今一度考えたいところですね。