高価な教材は良い物?

2018年05月16日

幼少期、自宅に訪問販売の人が来て、英語の教材を見せてくれました。四角い機械に、リンゴの絵のついた薄いシートを入れスイッチを入れると、「apple」という音声が流れるのです。幼い私には、それはそれは魅力的でした。もしかしたらそれが、英語に興味を持つ最初のきっかけとなったのかもしれませんが、それにしてもまだ真剣に英語を学びたいなんて思っていなかったはず。でも私は、その音の出る教材が欲しいと泣いて駄々をこねました。当時でもかなり高額だったので、今なら恐ろしい額のそれを、父はしぶしぶ買ってくれました。最初は面白くて毎日その音を楽しんだのですが、次第に飽きてそのうち見向きもしなくなり、やがては・・・(続く)

押し入れで埃まみれになりました。「あんなに高いお金払ったのに!」と、親に叱られました。当然です。そのお金があれば、家族が何日ご飯を食べれたかと思うくらいの金額ですから。そんな経済事情はつゆ知らず、駄々をこねて買ってもらったくせに使わないなんて、飽きれてしまいますね。

現代は実にいろんな教材があります。玩具なのか学習教材なのかわからない物も沢山。そして自宅にいながら、世界中のどんなものも購入できます。教材に限らずですが、幼い子供が欲しがる物は、だいたいその時だけでじきに飽きます。そして直ぐにまた新しい物に目が行きます。それを見込んで各業者の皆さんも、カラフルで高額で見た目の良い物をこしらえるのですよね。

長く使える物というのは実はシンプルで、安心できる暮らしとは実に質素だったりします。直ぐに忘れられるその物にお金をかけるより、人との繋がりや人からの学び等、本当に大事な事にかけてみてはいかがでしょうか。因みに佑学舎では、高額な教材費は頂いておりません。(本日長文にて失礼致しました!)

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